土はこの地上に生きるすべての生物を育むために造られたものです。私たち人間が生きるために必要な穀物、野菜も土によって育まれます。
土には本来、土自体に植物を育む力が備わっており、肥料を施す必要はありません。肥料を混ぜることは、かえって土本来の力ー 生命を育む力ーを弱らせてしまいます。また、農薬も土を弱らせてしまいます。
肥料や農薬を使用せず、土を清浄化し、土による生命を育む力を引き出してあげることが大切です。
有肥農法から秀明自然農法への転換は、5~6年をかけて土壌や種にしみ込んだ化学物質を無くしていきます。
土壌の清浄化は、客土による緩和と天地返しの2通りの方法を行い、種の清浄化は、自家採種を繰り返すことで行います。
自然界では森や野山の草木は、肥料を与えなくても青々と息づいています。土を尊び、土への感謝の気持ちを持つことが何より大切です。